いらっしゃ~い。
です。
こんにちは、
残念ながら東北地方で地震が発生してしまいした。
緊急事態宣言が解除される前夜という酷いタイミングです。
店舗など経営されている方々には言葉が無いです。
どうか、どうか踏ん張って下さい。
謹んでお見舞い申し上げます。
話はかわり、カスタム時に悩む「ハンドルの選択」についてです。
ツーリング車に使用される事が多い、NITTOハンドル3種ですが、
選択時の指針を少し紹介しますね。
(画像左からB112・B132・B135の3種)

先ず、知っておきたいのはスペックの測定基点です。
*幅は下ハンの芯~芯の距離です。
*リーチ&ドロップはクランプ部の芯から対象パイプの芯までの距離。

ポジションから考えるとランドナーバー
アップライトポジションがとりやすい形状=ランドナーバーです。
候補はB132、B135で、共に上ハンがライズ(上曲げ)しています。
(画像左B132右B135)

ランドナーバーB132とB135の違いは?
サイドビューはB132がパラレル(平行)型、B135はレギュラー型。
(画像左B132右B135)

ドロップ量=B132は110㎜ B135は120㎜ ですが~
ライズ量を計上した形では122㎜と127㎜となり
差は5㎜です。 (基点の図参照)
ライズ量 =B132は12㎜ B135は7㎜
*ライズ量はクランプ部の芯から最上位置のパイプ部の芯まで
の距離です。


リーチ量=B132は122㎜ B135は105㎜
※上記の数値からB132はアップライトポジションは取りやすい
が、レバーポジションでは前傾が強くなります。
※リーチ量が違うのでステムのエクステンションも含めて検討
する必要がありますよ。
「写真上がB135下がB132」

下ハン開き=B132は72° B135は74°
(画像左B132右B135)

※サイズ(幅)は下ハン距離を示します。
上ハンのサイズでは有りませんよ。
例)B132410㎜幅とB135420㎜幅の上ハンは同じ幅となります。
「画像上がB135で下がB132」

ツーリング車は見た目も大事
・「インスタ映え」では無いですが、パラレル(平行)型のハンド
ルはバランス(調和)良く見えます。
※個人的感想が含まれています。

候補はB112・B132です。
「左B112右B132」

フレームのスケルトンは、路面に対してのバーチカル(垂直)や
フレームパイプの90°交差は存在しませんので、流れる様な美しい
形状になっています。
パーツもこのスケルトンに添う形で、バーチカル(垂直)や90°
交差を避けて取り付けるとまとまり良く見える訳ですが、さらに
パラレル(平行)にパーツを置いていく事が出来ればより綺麗に
見えます。
ホリゾンタルフレームの場合、フレームトップチューブとハンド
ル上下部がパラレルとなる事はバランスよく見える一因となります。
※でも!ベストなライディングポジションが大前提ですヨ。
「左B112右B132」

パラレル型B112とB132の違いは?
ライズ量 =B112はフラットですが、B132は上部12㎜上がりの
ランドナーバー形状となっています。
リーチ量 =B112は122㎜ B132は122㎜ と同じ
ドロップ量=B112は123㎜ B132は110㎜ ですが~
ライズ量を計上すると差は1㎜になります。
(基点の図参照)
下ハン開き=B112は82°、B132は74°となります。
「左B112右B132」

パラレル型ハンドルでアップライトポジションを重視するなら
B132でしょうか?・・・・・・。
さて、ハンドルの形状やスペックの違いは分かって頂けたでしょうか。
ここで、実使用での感想を加えますね。
☆ランドナーバーで無くても、ステムのエクステンション長次第で
アップライトポジションをとる事は可能。
☆上ハン部もしくは下ハン部のそれぞれ片方をフレームトップチュー
ブとパラレルにする事はパラレル型で無くても可能。
☆パラレル型では手首の角度に違和感を感じる場合がある。
(レバーポジションや下ハンポジション共に)
☆ステムエクステンションやサドルポジションも考慮する事で
よりストライクに近づく。
なんだか悩む要因を増やした様にも思えますが、理想のポジションと
理想の自転車フォルムの両立を目指し、交換と調整を楽しんでください。
各ハンドル別のスペックはHPに掲載しています。
ではでは。
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